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Channel: Analytics –インバウンドマーケティング/Facebookアプリ/Web制作 Hivelocity ハイベロシティ
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WEBサイトの問題点や改善ポイントの概要を簡易に見つける方法

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分析という言葉を辞書で調べると下記のように出てきます。

ぶん‐せき【分析】
[名](スル)
1 複雑な事柄を一つ一つの要素や成分に分け、その構成などを明らかにすること。「情勢の―があまい」「事故の原因を―する」
2 哲学で、複雑な現象・概念などを、それを構成している要素に分けて解明すること。⇔総合。
3 物質の組成を調べ、その成分の種類や量の割合を明らかにすること。

職業柄WEBサイトの分析を行うことが多々ありますが本日は私が行っている「WEBサイトの問題点や改善ポイントの概要を簡易に見つける方法」をお伝えします。
分析の為には情報収集が必要ですが、私としては様々な外部ツールを使用します。
その理由は色々なツールを使用することにより、データ自体の客観性を強めるためです。
ツールを変えれば数字が変動することもあります。ただしだからこそ1つのツール、またそこからだけの主観を重視するのではなく、目に見えていない真意を汲み取る、いわゆる「行間を読む」ことを大事にしております。
とは言え、あくまでも外部ツールのため何故か情報が取れないこともあります。ツール提供元に確認しても大概明確な返答は帰ってこないため、その場合は「行間を埋める」という行為が発揮されます。ただしこの行為が多発される(ツールがほとんど使用できない)場合は、残念ながら客観性を意識した分析の精度は落ちます。

サイト構成、周辺情報確認

該当サイトにおいて、関係会社や関連サービスが存在するか否か(相互リンクの有無)、ソーシャルメディア活用の有無、広告活用の有無など周辺情報を確認します。
様々な都合により確認できない場合もありますが、その場合は足で稼ぐことのWEB版として、ひたすら検索や目視で確認します。

HubspotのWebsite Grader活用

以前のブログでもお伝えさせて頂きましたが、該当サイトが集客に適しているか、あるいはどのように改善すればよいかを教えてくれる『HubspotのWebsite Grader』を使います。インバウンドマーケティングという観点で見たときに「集客できるWEBサイトの準備が整っているかどうか」を測るためのものです。
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ブログ、ソーシャルメディア、SEO、リードジェネレーション、モバイルという軸でそれぞれ評価値を確認します。

SimilarWeb活用

イスラエルで生まれたWEB解析ツールであり、以前日本の総代理店であるギャプライズさんのセミナーにも参加しました。弊社は無料アカウントを使用しておりますが(基本的な機能は有料と変わらない)、有料版ではより詳細な情報や競合比較ができるようです。詳しくはこちらの記事を参考に。
Googleアナリティクスなどの情報をいただければそれに越したことはありませんが、大人の事情でそうではないことも多々ありますので、このツールを使います。
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流入のソース(自然検索やリファラーなどいずれの流入が多いのか)、リファラーサイト、流入キーワードの状況などを確認します。

PageSpeed InsightsGTmetrix活用

該当サイトのスマホ対策やページロードスピードを計測します。
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もちろん実機でも確認、体感し、そこから分かることもあります。分析するサイトの中には一見スマホ対応しているようにも見えますがツールで調べると認識されていない(ソース上に問題がある)こともあったりします。
Googleでは「ファーストビューを1秒以内に表示させるべき」ということもあり、もちろん1秒以内を目標にしますが、様々な有識者を参考にしつつ、最低「2秒以内」を1つの参考としております。

検索エンジンでの評価

Search Consoleの管理画面が確認出来たり、クライアント様より該当サイトにどのようなキーワードで流入してきてもらいたいか確認できれば良いですが、事前情報がない場合は、ユーザーが検索しそうなキーワードを推測して、例えばランキングチェッカーなどを使用します。該当サイトの社名やサービス名で上位表示されるのは基本的には当然で、周辺キーワードで検索した際、結果にどう表示されるかを確認します。社名やサービス名でしか検索上位に来ていない場合は、検索エンジン上において見込み顧客の誘導が出来ていないという仮説が立ちます。
例えばハイベロシティのサイトでは、今まで書いた記事からの流入から社名だけではなく、「インバウンドマーケティング」や「Facebook 広告 特徴」「PDCA事例」などと検索しても上位表示されます。

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ソーシャル運用によるパフォーマンス

運用されているソーシャルメディアがある場合は、その投稿状況を確認します。投稿頻度や投稿タイプ(画像や動画やURLつき)などは勿論のこと、ターゲットユーザーの視点でどのように感じるかを意識して確認します。またFacebookのインサイトが確認できるようにアカウントを付与されている場合は、アクション数や反応率をチェックし、記事ごとのパフォーマンスを確認します。WEBサイトにも同内容を公開しつつアナリティクス情報が見れる時などは、基準を設けて記事ごとに評価を行います。(公開してしばらく経過するが息長くトラフィックを稼いでいることや、世の中の動きに合わせて一時的にリーチを伸ばしたものなど評価する基準は状況によって変動)
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その他気になった点

例えばGoogleアナリティクスなどの解析ツールのタグが入っていなかったり、個人情報入力のフォームにおいてSSL対応がされていなかったり、バナーをクリックした際のルール(別ウィンドウかサイト内遷移かなど)、気になった点、回遊するユーザー目線で若干気持ち悪いと感じた点を指摘します。

改善施策

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上記は分析結果の一例(HubspotのWebsite Grader)です。
ツールや目視などから様々な客観的なデータを収集し、その上で分析、仮説を立てながら改善施策を提案します。その際に明確なペルソナやカスタマージャーニー、KPIが提供されている場合は、そこを考慮した戦略として改善施策を出せますが、往々にしてそのようなものがない方が多いため、ここでも行間を読む、埋める作業が発揮されます。そして一旦WEBサイト分析という体でお話しさせて頂きますが、必要に応じて、ペルソナ、カスタマージャーニー、KPIの設定からクライアント様と共に作り上げることをご提案しております。

最後に

分析からの改善施策が功を奏するかは実施してみないことには結果が出ません。残念ながらすべての施策が始めらから狙い通りの結果を得られますとは言いきれません。だからこそPDCAでのDCを行わせてもらい、結果の良し悪しを受け止めて成功に導く仮説の打率を上げることが重要です。そのためにはクライアント様にもご理解頂いた上で、DCからのAPを早いスパンで繰り返すことを念頭において日々精進しております。

あなたのサイトの問題点はどこにあるのでしょうか。一度、試してみませんか?

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